先日有名人のイチローさんが下記のような発言をしました。
「あんなに達成した瞬間にチームメイトたちが喜んでくれて、 ファンの人たちが喜んでくれた。
僕にとって3000という数字よりも僕が何かをすることで僕以外 の人たちが喜んでくれることが、 今の僕にとって何より大事なことだということを再認識した瞬間で した」
イチローさんが上記のような発言をする前には、 このような認識をもっていなかったのだそうです。
そのため人に会うのが苦痛であり話すのも面倒臭くイチローさんを 取り巻く人達に対し、 ただのノイズとしか見えていなかったのだと聞いています。
あれほど有能で有名で実力があり結果を出している人であっても天 動説的な生き方になっていたようです。
3000本安打をきっかけにして自分の存在が自分のあり方が地動 説的にとらえた瞬間だったのでしょうか…
お会いしたことがないので確信持っては言えませんが地動説的なも のの見方をした発言かと思います。
そのまま地動説的な生き方を続けていくかどうかは第三者であるこ ちらには分かりません。
ブログのバックナンバーを自分で見てみると、 このブログを見て下さる方に対し地動説的な生き方をしていけば格 段の差で、 今よりも日々の生活がもっとらくで楽しくなると書いています。
とは言うものの新たにプログラムに参加してくる方においても、 自分の人生を思い通りに生きていくことを邪魔してくる観念やトリ ックという思い込みや幻想を取り除く為の道具を受けにくる方にお いても、意識的にはっきりとは認識していないように思えます。
リオのオリンピックにおいても各選手達を見ていて意識的または無 意識的な行動に興味深いものがあります。
体操選手の内村航平さんの発言にこうしたものがありました。
前回のロンドンオリンピックにおいての自分は、 自分自身の優れた技術を多くの人に見せてやるんだ認めさせてやる んだという天動説的な気持ちをもっていたのだそうです。
今回のリオのオリンピック大会においては、 何があってもどうなってもどう見られようともいつでもいつも平常 心を保ち等身大の自分自身を常に維持して進めていこう結果はどう でもいいことだというような発言をしています。
女子卓球においては15歳の伊藤美誠さんがこうした発言をしてい ます。
私はどこの会にも所属していません。
どこかの会に所属してしまうと枠にはめられてしまいます。
枠にはめられてしまうと自分のゲームが自分の感覚が磨けません、 自分の卓球ができないのです。
自分の卓球をするからわくわくだしらくで楽しいしミスも気づきや すいし自分で気づくから修正もしやすいしプレッシャーもないし、 何より素の自分でいられて素直で気持ちいいしおもいっきり卓球が できるんです。
というような発言がありました。
地動説的な生き方をしている15歳のすばらしい女の子ではないで しょうか。
オリンピックに参加すること自体がえらく長く大変なことかと思い ます。
たぶん、宝くじの当選者みたいなものではないでしょうか。
そんな中で内村さんは意識的に、 伊藤さんは無意識的にやっているものと推測します。
つまり、30才前後以上のかたは意識的に行わない限り、 天動説的生き方からは離れられないということです。
残念ながらこれが現実です。