ご存知でしょうか中村文則さんという作家がいます。
深夜のテレビに出演し訳のわからない話をするのだそうです。
作品としては芥川賞にも名前が出てくる方で宇宙や地球の在り方に ついて面白おかしく語っています。
プログラム参加者の方から前回の大学教授の話とリンクしていない …というメッセージが入ってきたのです。
すでにお読み頂いた方でしたなら大学教授が世間から承認され認め られたぬいぐるみを着ていることで満足し納得していることにお気 づきのことと思います。 とはいえ所詮ぬいぐるみですから着ていると暑いし重いし苦しいし 疲れてきてしまいます。
でもぬいぐるみを着ていると、 他人や世間様からの正当な評価が得られ自分の存在価値観や承認欲 求、エゴや欲望は満たされます。 財産もきっと満たされていることでしょう。
でもでもです、 本来の自分ではありません。
ぬいぐるみを着ているということを意識的に認めているのであった ならばそうでもないでしょうが、 ぬいぐるみを着ているということを忘れてしまうなり、 よく分からなくなってしまうと…もう大変です。
中味とぬいぐるみとどっちが自分なのかどっちが本物なのかどっちが建前でどっちが本音なのかなんだかち んぷんかんぷんで訳が分からなくなってきてしまいます。
すると子供なら不登校児とかいじめられっ子とか、 大人なら通勤拒否とか通勤途中にトイレに行くとか腹痛がひどい、 頭が痛い、 身体中が強ばってだるくて重くて左足を一歩進めるのもしんどいと か、根暗とかうつ病や分裂症、 内弁慶ならまだしも家庭内暴力や好きになった恋人に対してのDV 、アルコールやギャンブル、 ショッピングや麻薬とかセックスでの依存症とかと限りなく雪だる まは膨らんでいきます。
そうしたことと中村文則さんとの小説がリンクしてくるのだそうで す。
中村さんの小説の中味は奇怪で気味悪く、 おどろおどろしいというと的確ではないけれど、 より濃厚なへどろの香りを漂わせてくれます。
これを感情論を横にして見てみるとベッキーさんで話題になった川 谷さんの話にも、 小池都知事の出言により明らかになってきている自民党内部の状況 や都庁内部の様子、東京オリンピック、 パラリンピックに関する様々な出来事、 個人レベルで見ていくと会社内の出来事にも主婦がよくやる井戸端 会議やSNSの中味にも中村さんの作品と重なるというか表現して いる事とかなりの部分で重複しているように思われます。 これを2歩3歩と引いて見てみると小笠原慎吾さんの理論とぴった り重なっていることに当方驚いてしまいます。 このままでは中村さんじゃないけれど地球から解脱したくなってし まいます。
そうは思うもののもっと簡単な方法があります。
例えでぬいぐるみと表現しました。
そのぬいぐるみの脱ぎ方を知っている人なら、 様々な面倒臭いことを横に置いてラクになれます。