昇進試験のようです。先日、 ある会社の試験会場にお邪魔することになりました。 好奇心の強い私としてはご好意に甘えることになります。 ここでは書けませんが誰もが知る有名企業の会場です。 出向くまでは内容を全く知りませんでした。 どうも新入社員の試験ではなく、 すでに数年働いている社員さんの中から本人の希望により係長、 課長になりたいと思っている方を筆記と面接試験のうちの後者の会 場でした。試験を受ける方々はもちろん知りませんが、 試験する側は各人各様のデータを持っています。後輩、同輩、 先輩及び上司の評価がまとめられたデータです。 当事者とは別のセクションの人が試験をしています。 受験者は色々と質問をされ答えています。 ある受験者はこう答えました。「 私は協調性がありみんなを常日頃よりまとめています。 コミュニケーション能力も十分あると思っています。」 ところがデータでは協調性に欠け自己主張が強く調和を乱す傾向が あり、後輩達から不満が出ており数名退社している。 コミュニケーション能力は上司に迎合した傾向が強いと書いてあり ます。 本人が思う本人像と第三者が見る客観的見方のギャップが大きい一 例でしょう。こうした方が少数派なら致し方ないと思うのですが… 、 上昇思考が高いのは良いとして自分自身の器というか実像が分かり にくいものなのかもしれません。 ここで上手く通り抜けたとしても、 ピラミッド構造が崩れてきている現在では電通の事件のようなこと が起こりやすくなるものと思います。
芥川龍之介さんの本に「或旧友へ送る手記」というのがあります。
「君は新聞の三面記事などに生活難とか、病苦とか、 或は又精神的苦痛とか、 いろいろの自殺の動機を発見するであらう。 しかし僕の経験によれば、それは動機の全部ではない。 のみならず大抵は動機に至る道程を示してゐるだけである。 自殺者は大抵レニエの描いたやうに何の為に自殺するかを知らない であらう。それは我々の行為するやうに複雑な動機を含んでゐる。 が、少くとも僕の場合は唯ぼんやりした不安である。 何か僕の将来に対する唯ぼんやりした不安である。」 というのがあります。 このセンテンスだけを取ると受け止めにくいかもしれません、 理解しにくいかもしれません。 最初の試験会場の話も昭和とはいえ芥川さんの書かれた一節が重な ってしまうのです。 このブログを冗談半分に読んでいる人もいるでしょう、 本気で切実な思いで読んで下さる方もおられることでしょう。 しかも今までにない機械であるパワー機の説明として書いてあるの で、変なブログだなと思う方もおられるかもしれません。 目には見えない世界の法則とは誰にでもあるその方の実像というか その方本来の生まれながらにもつ感覚のことを言っています。 そしてそれに焦点を当て、 毎日毎日の色々な出来事に事柄に対応していく事であなたの世界が 好転してしまうということなのです。 では日々そうしていないのか、 そうだとしてそれがどうして他人のあんたに分かるのかだと思うの です。 そしてそれが分かるというのはマスコミ報道なり世の中の出来事、 事件、事故、ネットでの情報、 電車や街での人間ウォッチングやここに集まってきて下さる方々を 拝見していて理解しているものと思っております。 そしてそれが20年以上観察して見ている小笠原理論と実に合致し ているという、単なる事実からそう思っています。 そしてそうした思いを持つ方々が、 つまり自分の思い通りになる生き方をしたいというのが可能である ということを知っているということから、 こうしたブログを書いている理由なのです。
前回にも書きましたように、1,悪いあの人2, かわいそうな私3, これからどうするかの3つの選択をしていくか、 自然のサポートは何れを選択しようがあなたをサポートしてしまう のが現実のようです。