初めてメールを下さったのが2年前位だったでしょうか…。 その後メールが数回続き、 ここ半年位は電話で何回かお話しをさせて頂いたブログをご覧の一 人です。 こちらではよく理解できないのですがここまで足を運ぶことに勇気 が必要だったのだそうです。 アドラー心理学の本のタイトルのようですね。 今はどうですかと聞くと、僕の幻想だったんですね、 いやはや恥ずかしいやらお尻がおさまらないやらこれが人間の心理 というものなのでしょうか。とおっしゃっておられます。 この方ははじめっからプログラムに参加することは何か怖くて強く 抵抗感があったんです。 プログラムに関してはその通りなのですが、 様々な拘りや否定的なエネルギーとか執着という名の恐怖心などが 少しずつではあるけれど、 取り除く事が可能だということで機械に対して強い好奇心を持って いました。 実際に足を運んでみると簡単に説明してくださった方が、 自律神経を知っているのなら交感神経と副交感神経とがあることは ご存知ですよねと言ってきました。 それは緊張と弛緩のことですねと僕が答えたところ、 そうですその副交感神経が高まることになりますと答えて下さいま した。その方が機械を受ける前は強く緊張していたようです。 後で聞くと機械を受けている最中、 リラックスしろリラックスしろと自分自身に言い聞かせていたのだ そうです。 そのうちに何となく体がほぐれた感じでウトウトとしてしまったの だそうです。終わったあとは、 すっきりとした爽快感で気持ちが良いですねとおっしゃっておられ ました。
この方は10代後半から日本中および世界中を時間の許す限りにお いてバックパッカーだったのだそうです。 そうして一人旅を続けている最中において、 孤独感とか疎外感や焦燥感に悩まされ一人ぼっちの本当寂しい時間 や金のない切なさを体験しながらブライアン・ イーノのアポロやミージックフォー・ エアポーツをイヤホンで聞きながら孤立感を、 金のない本当に侘しいひとときをイーノの曲で転換しつつ過ごして きたのだそうです。 その後サラリーマン生活を続けているもののこのブログに書いてあ るように天動説的な社会システムや矛盾に満ちた組織での日々にう んざりしていたのだそうです。そのストレス発散に酒やたばこ、 女遊びやギャンブルでも紛らしきれない、 そんな風に自分に逃げないで真っ正面に自分自身を見つめて楽しい ライフスタイルを作り直したいんだとおっしゃっておられます。 ブライアン・ イーノの曲も不可欠とはいえもっと実践的な手段を欲しいと思って いたのだそうです。 この機械なら30分だし毎日でも受けたいよと言葉を残したままド アを閉めていきました。 たとえこの方だけであったとしてもお役に立てるなら当方としては 幸いであり社会貢献にもなります。 お陰様で機械を受ける人はもっとおりますが…。