日曜日午後9時のNHK総合テレビが最前線として面白いものがあ ります。 明治初期の教育直後に基づく教育システムが現在も活用されている というのはご存知のことと思います。点数でいうなら60点です。 60点以上は優秀です。 60点以下は劣等でありダメだというレッテルを貼られるのはあな たも私もよく承知している世界です。 この60点を越えた点数を取っていないと人間扱いされないとか村 八分とかいじめの対象となるのもお馴染みのことと思います。 この条件には視覚、聴覚、味覚、臭覚、 触覚が標準という名の普通という言葉の枠の中にいるというのが前 提条件であるものと感じています。 それ以外の人はメジャーという大多数ではない少数派となるので意 見が抹殺されるというのが過去における前例であるものと思います 。 そうした世界にあなたも私も馴染んでいるのではないでしょうか。 たまたまこのテレビを観ていたら、 この標準という名の普通の中に入れない、 入れてもらえないという人がかなりいるということと、 そうした人達が押さえようのない怒りと屈辱感と恐怖と孤立感及び 自分の人生への諦めを持って、 ある意味仕方ないので生きているという内容であったと思わせてく れる番組でした。 本当は普通という枠の人達が鈍感なだけなのだけど…。 かといって自分が普通の中にいるという認識はあるものの、 いつ足を引っ張られるか、 いつダメだというレッテルを貼られるかとか嫉妬の的にされ炎上さ せられるかびくびくしながら本来の自分を押さえながら隠しながら 、 時折ストレス発散か意地が悪いのか上から目線で弱いものいじめを して、時にはお酒やギャンブル、 スイーツやショッピングとかSNSのゲームに埋没して腹いせした りもしているというのが現実なのかもしれません。 かと思えば渋谷区や世田谷区のように同性婚を認めるとはいえ、 それをカミングアウトした人に対して悪言雑言を吐いて自分自身の 優位性をカミングアウトする人もいるようです。 人は現状をそして未来を安全で安心な日々としたいという自己保身 とか自己正当化という自己防衛本能の強い保守的な生き物ですから 、ある意味仕方のないことかと思います。 角度を変えて見てみるならば都合のいい人間が作り出した社会シス テムが崩壊してきているわけであって、Let it go が松たか子やディズニー映画によって世界中に認められてきている 通り、都合のいいあるがまま、 そのまんまでいいんだという勘違いをしなければ、 本来のあるがままの自然のシステムにシフトしてきている時代の過 渡期が今ではないのかと思っているのがこちらの捉え方です。
今回及び前回共にNHKを取り上げた理由は、 表現方法こそ異なれど小笠原理論そのもののイントロと同様である ということからここに取り上げてみました。 あなたもこの過渡期をどう過ごしていくかで未来は決まってしまい ます。どうぞご自愛下さい。