北極星という3枚目のソロアルバムを発売なさった元レミオロメン のボーカルとギターの藤巻 亮太さんの発言にとても面白いものがありました。 ホテルでお馴染みのマスターキー。 ホテル内ならこの鍵一本あればどの部屋も空けられるということは どなたもご存知のことと思います。 藤巻さんはこのマスターキーをどなたも持っているのだと言ってい ます。もちろん例えではありますが、 このマスターキーをどなたの心の中に持っているのだけれども… 例えば今は錆び付いて使える状態にない方もいれば、 ある方面のみにしか使えないという方もいれば、信仰や民族、 肌の色や価値観の異なりから使えないという方もおられるというこ とを発言しています。 人はどなたも私も自由でありたいと願っているものだと思います。 色々なラブソングにも様々な書籍にもテレビやラジオやニコニコ動 画でも、 ありとあらゆるところで自由を自由をと耳にする機会の多いことは 、同意して頂けるものと思います。 ひねくれているつもりはありませんが、 この自由というものが神様なのかどこかの大統領なのかはたまたど こかの王子さまから授かれるものなのかと勘違いか錯覚してしまい がちに思えることもあります。最近起こった現象として、 衆議院議員の豊田真由子さんの記者会見がありました。 たぶん本人は謝罪しているものと思っているのでしょうが、 聞いている側としてはとても謝罪しているものとは思えません。 自己弁護に終始しているというか自分の正当性ばかりが鼻について しまいます。 言い換えるなら豊田さんは自分の都合や自分の立場や権利ばかりを 自由だと言っています。 大人として社会人として役人として失格だと思います。 自分の権利を主張するなら相手の他の権利を立場を認めた上で主張 するというのが自然の道理ではないだろうかと思います。 藤巻さんに戻ります。 藤巻さんは心の中にマスターキーを出来うる限りにおいて持とうよ と言っています。 自分以外の人を変えるということはできないことと思います。 自分自身を変えるというのは自分自身が認識していればできること と思います。 自分自身が自由であるならばどんな鍵でもマスターキーという自分 の心で開けられるではないかと言っています。 もちろん自分の責任と義務を果たしていなければ自由とは言えませ ん。ただの無責任な自分勝手になるものと思います。 藤巻さんはそうした事を理解した上で自分が心の中にマスターキー をいつも持っていれば、 いつも肩に力が入らず笑顔で自由に生きていけると言っています。 なんていい男でしょう。 さてこのブログをご覧になって下さる方の中でこのブログの内容は 、なんて皮肉な書き方をするんだろう、 なんて批判や非難ばっかりをするんだろうと思っている方もおられ ることでしょう。 そういう受け止め方をされるのはとても残念ですが、 こちらとしては感情を優先していてはうまくいかないんじゃないの 。たとえ面白くなくても客観的現実を直視して、 この現実を認めるということからでしか変えていくというのが難し いことになっちゃうよということでメッセージを出しております。 皮肉や批判ばっかりして嫌な奴だと思われてもこちらは構いません 。こちらなりのマスターキーです。