もう亡くなられたとはいえ、 あの渥美清さんの男はつらいよを思い起こす人もおられるでしょう か。 古い社会システムにしがみついている男性たちのありのままの生き 様を書いています。それが男だけというわけでもないと思います。 いや、 女性こそが社会から抑圧されて苦しんでいるのだという意見もあり ます。 現に女性の給与は未だ男性の約7割の水準にとどまり男女の賃金格 差はなかなか縮まないのが実情です。 こうした点から安倍政権も女性の活躍推進を成長戦略の主要な柱の 一つに掲げ、2015年8月には、 大企業などに女性管理職の割合などの数値目標を作るよう義務づけ る、女性活躍推進法( 女性の職業生活における活躍の推進に関する法律) が成立しています。 職業生活で活躍する事を望む女性にとっては非常に好ましい動きで あが、女性には仕事を優先する道、家事育児に専念する道、 そして仕事と家庭を両立する道といった複数のライフスタイルがあ ります。 女性の現在の生き方が彼女たち自身の希望に沿ったものかどうかは 別として選ぶことは可能です。 一方で男性は働き続ける以外に選択肢がなく( 無業者は増えているが、大半は自ら望んだことではない) 行政も彼らの生きづらさそのものには目が行き届いていない。 そんな男たちがかつて男性が手にした特権、 男性優位社会のツケを払わされるかのように葛藤と苦悩の中で生き 絶え絶えに日々を送っている姿に知らん顔はできない。 女性の生き方についてはあくまでも個々人の意思を尊重すべきであ り、女性が職業生活において活躍することを、 社会が当事者たちに押し付けるべきでもない。 家庭に入って家事育児に専念したいと願う女性は意外にも多く、 そうした女性たちを悩ませることになってしまう。 2017年現在、 失業率も低下し事務職には人があふれ営業職にはあまりにも人が足 りない状態にあるとともに、中小企業の従業員、 飲食業に至るまで人手が足りないと言われています。 新卒者においては売り手市場とも言われています。 どの国においても30代から60代の働き手がその国の未来を左右 するものと思います。 現在の日本のこの年代層の働き手は実に混迷しています。 トップダウンのシステムからボトムラインのニーズが高まっている 原因のひとつと考えられます。 どこから手を着けたらいいのか分からない人ばかりにみえます。 このブログで時折提示しているプログラムもパワー機もこうしたス テップに乗り、 一方向性社会では対応しきれない新たなステップのための道具とし て活用されているし、活用して頂きたいと考えております。