高校に通う女生徒さんがいます。いってみればお年頃です。最初か らは無理でしたが今では結構色々なことを話しています。何が好き かと質問すると数学と小説を書くことだと答えています。数学には 参考書を使うのかと質問すると、一切使用しないという答えでした 。よく他の娘は参考書を買っているけれど成績は上がらないし下が っている娘もいるということでした。どうしてなのと質問すると、 しばらくして答えてきました。教科書を深読みすれば参考書の内容 がきちんと書かれている。下手に参考書を用いると、かえって複雑 になってしまい自分流の解き方がなくなってしまい、それこそ何が 何だかちんぷんかんぷんになってしまうのよという返答でした。 この娘は高校生ですので料金も特別扱いにしています。正直に申し 上げるとこの娘は無料でも構わないとこちらは思っています。そのように 伝えたものの本人がダメだと言ってきました。それはその娘がイリ ュージョンテストに惑わされずに本当のことを教えてもらいたいか らタダでは適当にごまかされるかもしれない。確かにこのお金は親 元から出ているとはいえ、私の意思で支払う。若いということで割 引きしてもらえるのは有難いけど、適当に濁したら許さないから、 だから払えるものは払う。だから私が十二分に理解できるようにナ ビしろと言っています。実はこの娘は17歳です。 たいしたもんです、なかには60過ぎてもアホなことを平気で、し かも当たり前な顔をしておっしゃる方がざらにいるというのに、こ の娘はしっかりしています。この娘が数学を学ぶのに参考書がいら ないと言っているのは私も賛成です。どの教科を何を学ぶことになったとしても、参考書はあ まり役に立たないと考えているものです。このプログラムで上手く 進む方と上手く進めない方との差もこれと同様だなと思っています 。お陰様でこのブログも年単位で書かせて頂いております。こちら に足を向けるのが怖いとか抵抗がある。とはいえ本当は手に入れた い、自分のものにしたいと思っている方は、ご質問やご意見を含め た反応からして、実は結構いるんだなという実感を得ています。に も関わらず行動できない、葛藤するなどという現象に身を置いてい る方は、上記の女子高生の話しの中にある参考書の好きな方ではな いのかなと推測しています。そういう私とて過去に参考書を活用し た時期もありました。答えは彼女のいう通りだと思っています。 しかもこのプログラムは目には見えない世界の法則をひとつひとつ解き明 かしていくものです。自分自身の感覚が全てです。人の意見や感情 は邪魔なだけであって役に立つとは思えません。無視するという意 味でもありません。あるものはあるものとして活用していくという のが自然のメカニズムだとこちらは思っております。