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2019-01-24 08:51:00

怒り 2

40代の男性が関心を寄せられて対面する事となりました。この方 はハイティーンの頃から、今でも気が向いた時と状況が許される時 に国内及び海外の様々な所に旅をしてきているのだそうです。たぶ ん答えられないだろうけれど一応の質問をしてみました。どうして 旅をしてきたのですか。時にはお一人で…。案の定しばらくはサイ レントタイム。こんな時カーペンターズの雨の日と月曜日はが流れ てくると良いなと思っている私です。すると初めはありきたりな事 を言っておられました。私がたぶん面白くないという風に感じ取っ たのでしょうか。彼は徐々に徐々に自分の心の声をDIGしてきて いるようです。思えば今や人気者になった野村訓市さんも世界中を 旅してきて、そして何かに気づかれたのか何かを再認識なさったよ うな発言をしている方もおられるのを思い出している私でした。なんやかんやと 無駄話しやプログラムの説明をしていた時に、彼が突然のように話 し始めたのです。あれはラオスのルアンパバーンという所でのんびりしていたのだそうです。どうし て俺はこんなに世界中を歩きまわっているのだろう。なんか日本か らできるだけ遠くにいたい。なんか日本て俺きらいなんだよな。な ーんて思っていた頃もあったんだ。ラオスって内陸だし水もまとも だし、かなり田舎だしのんびりできた時だったかな。どこまで通じ ていたかは分からないけれど、地元の人たちと話しをしていた時に 、ある女性の発言にハッとしたんだ。ラオスは貧しいけれど中国寄 りの政策は嫌いだけれど、私はこの不便な貧しい地元が大好きよ、 この村も家族も問題はあるけれど私は愛しているわという言葉だっ たそうです。彼は幼い頃より親が家庭が嫌だったそうです。日本が 嫌だったそうです。そのせいか意識が外に向いたのだそうです。 よく外国に行くと多くの人が外国の方から質問されて困っている日本人の 話しをよく耳にします。日本人が日本の事を日本の歴史を日本の良 さを知らない言えない、質問されても言葉ではなく分からないとい うのが多いというのをご存知の方も多いと思います。自分自身の足 元が自分の事が嫌いでは知らないというのは、浮き足立った歩みの 人は、たぶん信用されない事と思います。こちらに来られた男性は そうした自分自身から脱皮したいというような匂いを出していまし た。

 

■ 健康コンシェルジュ 気戸 ■
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