伊是名夏子さんという方がいます。この方は骨の折れやすい障害で 車椅子で生活をしています。幼少時より逃れられないこの障害とと もに現在は二児を持つ母親です。 車椅子から離れられないとはいえ、一年間のアメリカ留学、三ヶ月 間のデンマーク留学やカナダへの一人旅等々と自分の好奇心に自分 自身に正直に生きておられる方のようです。当然ながらさげすみの 目や気の毒な目、同情だけされて普通の枠外とされ人間扱いされて こなかった状況は、この日本社会のように個人が尊重されるのでは なく定義とされたものが尊重尊敬および正義とされる社会において は人の目を気にする人なら普通を定義とする人ならば、すごく生き にくい社会だと推察します。この方はそれをも否定せずに、そうし た捉え方もあるそうした生き方もある。私は私であって現実は現実であって、その現実をそのまま受け入 れてそのまま活用して生きていけばいいと思っていると推測できる 沖縄生まれの素敵な女性です。その女性が書かれた新たな本として 「ママは身長100cm」という本を出されました。単なる障害者 に対する好奇心や優越感を持ったまま読まれるのも自由かと思いま す。ここで取り上げた理由として、このプログラムに参加なさって いる方、なさりたいと思っていつつ一歩が踏み出せないと悩んでお られる方と色々な方がおられます。そうした方々の生き方も自由と はいえ夏子さんの生き方も自由なんだな~としみじみとした思いを 私に与えて下さる多くの方の生き方に感動を抱いてしまっていると いう私がいるという事でしょうか。小笠原理論でいうらくで楽しい 好きな毎日というのを、多種多様な方々がどう捉えどう解釈するかというのは、 その方の核となるものがなんであるか。夏子さん同様に迷いや不安 、恐怖を抱えながらも、現実に不自由やできないことに対する怒り や悲しみをも抱きかかえつつ、360℃の角度から見ていけば喜び も楽しみも生き甲斐も見出だす事に苦もなくできるという現実を知 っているという事でしょうか。例えばデンマークでは、6歳までの 子供に読み書きを禁じています。15歳までの子供にテストがあり ません。そんな環境の中で育っていく人々もいるという現実を見て 、それをどう解釈したり体得するのも本人なのでしょうね。ここの プログラムに対して色々な意見があります。批判もあります。 そんな中でも会得して日々の生活を180℃苦もなく変えて生きて いる人もいるという現実もあります。