四国は八十八ヶ所のお寺を巡るお遍路さんがあります。プログラム 参加者の中にこうしたお遍路さんを3回なさったという方が声をあ げてきました。自分が自分さえが八十八ヶ所を巡ることで自分だけ が良くなれば、自分の人生が良くなっていけばいいんだと思って重 ねてきたと言っています。これを聞いて年配者だと思われますか。 若いかどうかは分かりませんが30代の女性です。前回書きました 神社の件でなんか言いたいようななんか文句つけたいような雰囲気 です。真言密教の弘法大師さんこと空海さんの成し得てきたことに 関して、私個人的にですが空海さんを尊敬しています。すごい方が おられたのだなと思っています。お亡くなりになられた3月21日 を永遠にという思いから弘法さんとかお大師さんと呼ばれる京都の 東寺、ここの毎月21日の縁日は実に楽しいものがあります。特に骨董品市場は 見逃せないものがあります。そうそううどんも忘れてはなりません 。あっ縁日の話ではなかったですね。この方が3回のお遍路さんを なさったのに、どうしてまたプログラムに参加なさったのでしょう と聞いたところ、なんとなく今分かってきたように思います。こち らでよく使われる虫の目、鳥の目が言葉だけでしか受け止めていな かったような気がします。日々の生活の中に、日々の自分の目の前 にいくらでもあきるほどにこれがあるのですねという言葉を残して いきました。帰り際に残していった言葉が、私って自分のことしか 考えていないエゴイスティックな嫌な女なんですね。 うまくいかないのは当たり前かなということでした。それに気づい たとしたならすごいことではないでしょうか。さて次の階段をいきましょうと声をかけて みて初めて笑顔でお帰りになりました。こうした方もおられます。