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2022-09-15 07:36:00

戸越銀座の一角で

誰が残した言葉かは、すでに忘れてしまっているのですが、確かアウトローで生きていくのなら自分に常に正直であらねばならない。
こんな言葉を思い出させて下さる現象を幾つか体験しています。
例えばマスメディアでいうなら、在日朝鮮人の扱い、難民というのか難民候補者の扱い、LGBTも同様でしょうか、フェミニストも名前を出すと叩かれるという点でいうなら知的、身体、精神障害者の扱い、生まれや国籍とか一般にいう普通の生活を営むことに障害のある人達も、学歴の有無、総合職か一般職、専業主婦か働く女性というように列挙していくときりがないのかもしれません。
脳科学者の中野信子さんの古い本にもありますが、人は本能的に人を差別して自分を守るという習性があると言われています。
かと言ってそれを全面的に出してしまうと、またそれで差別されてしまう。
そんな様々な体験から生み出されてきた知恵としてA面B面という生き方を家庭でも世間でも繰り返して一見何もない平和な日々を送っていると思っている私達のような気がします。
ここでプログラムやコンサルティングを行っていて楽しい時や理解されない寂しい時間を送りつつ繰り返されていく時の流れを過ごしています。
お話をすると、それなりに理解なさった顔をなさいます。
実際にその方その方の日常に戻って実践していただく段階になると、慣れないこともあるのでしょうが、やったつもり、わかったつもり、できてるつもりのような感じと言いましょうか。
今までの生き方で慣れているA面B面が目についてしまうのが、なんか寂しい思いでもあります。
もちろん、段階があるので完璧にできる人なんて、こちらだって出来ていないことばかりであるので、当然といえば当然なのですが…
このプログラムやコンサルティングを受けている人達はアウトローではありません。
ごくごく日常の世間様の中に生きている普通の人達だと思います。
ただただステップアップしたいと思っているのは普通ではないのかもしれません。
最初に書いたアウトローの生き方は、正直であらねばならない、もしそこに嘘やごまかしが入ってくると退化老化して滅んでいくという文章が続くというのを付け加えておいた方が良いのかなーとこちらでは思っています。 
マウンティングとか引き立てられたい、目立って承認されたいというのとはかなり遠い世界の生き方でもあります。